「旅行の日程が合わない」
社会人になってから、この言葉を何度言っただろう。
有休のタイミングも、繁忙期も、住んでいる場所も違う。それでも会いたい人がいる。
今回試してみたのは、平日にホテルへ入って、昼間は仕事、夜だけ合流するという過ごし方。
ホテル京セラで1泊2日、ワーケーションをしてきました。
朝、まず外を歩いてみる
チェックインは午後から。でも早めに霧島に入って、まずはホテルの周りを歩くことにしました。
歩道沿いに並木が続いていて、朝の時間帯は人もまばら。軽く走っても、ただ歩くだけでも気持ちがいい道です。



見上げると、ホテル京セラの白い外観。
曲線を描いた建物が空に抜けていて、思わず足を止めて写真を撮ってしまいました。
たまに飛行機が横切っていくのは、鹿児島空港が近いから。
出張でも旅行でも、この距離感はありがたい。
始業前に体を動かす。
家にいるとなかなかできないことが、環境が変わるだけで自然にできてしまう。
これがワーケーションの、いちばん分かりやすい効果かもしれません。


客室が、そのまま仕事場になる
チェックインして、部屋へ。

窓際にデスクとチェア。荷物を広げても余裕がある広さで、ノートPCを開いたらもう仕事モードに入れました。
会社のオフィスより、正直はかどる。
電話も、急に話しかけてくる人もいない。目の前の作業に集中できる時間がまとまって取れるのは、それだけで贅沢です。
ホテル京セラには本館・別館合わせていろいろなタイプの客室があるので、滞在スタイルに合わせて選べるのもポイント。
「今回はしっかり作業したいから広めの部屋にしよう」という選び方ができます。
集中が切れたら、少し休憩。
館内には温泉大浴場「湯の花づくし」があります。ホテル直下1,050mに源泉を持つ本格的な温泉で、サウナ付き。



午後の眠くなる時間帯に湯船に浸かって、また部屋に戻る。
通勤時間ゼロで温泉に行ける職場は、さすがに他にないと思います。
体を動かしたい人には室内温水プールとスポーツジムも。水着はレンタルできるので、荷物を増やさずに済みます。



夕方、部屋のドアが開く
そして17時すぎ。
仕事を切り上げてPCを閉じたころ、部屋のドアがノックされました。
スーツケースを引いた友達が「おつかれ〜」と入ってくる。
この瞬間が、今回いちばん良かった。
いつもなら「金曜の夜に集合して、土日で解散」の慌ただしい旅。
でも今回は、私はもう半日ここで過ごしている。おすすめの過ごし方も、館内の雰囲気も、案内できる状態でお迎えできる。
「上、温泉あるよ」「プールもあるらしい」
荷ほどきをしながら、そのまま夜の相談が始まりました。


夜は「日本料理 京はるか」で
夕食は、館内の日本料理レストラン「京はるか」へ。
ホテルの外に出なくていいので、時間を気にせず食べられるのがありがたい。移動もなければ、帰りの運転を気にする必要もありません。
落ち着いた和の空間で、まずは乾杯。
一品ずつ、丁寧に盛り付けられた料理が運ばれてきます。派手さで押してくるのではなく、素材の味がきちんと立っている感じ。
こういうお店は、話しながら食べるのにちょうどいい。
料理が出てくるペースがゆっくりなぶん、会話が途切れない。
仕事の話、家族の話、来年どうしようという話。
気づけば2時間近く経っていました。
騒がしくない場所で、ちゃんと話を聞ける。
久しぶりに会う友達との時間には、これが想像以上に大事でした。
食後はバーへ移動して、もう少しだけ。
外に出ずに、食事からお酒まで完結する。
翌日も普通に予定がある大人には、この動線のよさが本当にありがたいと感じました。




翌朝の朝食まで、旅は続く
朝食会場は別館1階のバイキングレストラン。
本館から別館へ向かう途中には歴史を感じられる展示があって、朝ごはんに向かうだけの時間が、ちょっとした館内散策になります。
朝食は和洋のバイキング。
さつまあげや豚味噌といった鹿児島らしい郷土料理も並んでいて、ホテルオリジナルの黒カレーや霧島茶も楽しめます。
チェックアウトのあと、友達は観光へ、私は次の仕事へ。
同じ場所で1泊しただけなのに、それぞれ違うものを持ち帰った気がします。



「泊まる」の選択肢を、ひとつ増やす
今回の1泊2日で分かったのは、ホテルは観光の拠点としてだけの場所じゃないということ。
日中は集中できる仕事場になり、夕方からは友達と過ごす場所になる。
温泉もジムもレストランもバーも、すべて館内で完結しているから、切り替えのたびに移動しなくていい。
- 予定が合わない友達と、夜だけ合流する
- リモートワークの日を、あえて霧島で過ごす
- 出張の前後に1日足して、体を休ませる
霧島観光の拠点としてはもちろん、こういう使い方もできるホテルです。
次に「日程が合わないね」と言われたら、この方法を提案してみようと思います。






